

Japan Scholar制度による講演が、デリー大学とジャワハルラル?ネルー大学で実施されました
本学グローバル教育センター所属の小原優貴准教授が、デリー大学(University of Delhi)とジャワハルラル?ネルー大学(Jawaharlal Nehru University)で講演を実施し学生との交流を行いました。

デリー大学では、Department of East Asian Studiesの学生と教員約40名に向けた「Shadow Education in Japan: the evolution and the role of private tutoring industry」というテーマの講演が行われました。学校外教育(Shadow Education)の需要の増加?多様化はインドでもみられる現象であり、インドや日本におけるShadow Educationの共通点や相違点、社会的役割について活発な議論や質疑応答が繰り広げられました。学力向上のための「教科学習」と非認知能力を形成する「習い事」を組み合わせた新しいタイプの学校外教育(民間学童)の出現に対しては、教員からも関心が寄せられました。
ジャワハルラル?ネルー大学ではSchool of Social Science, Zakir Husain Centre for Educational Studiesの学生及び教員38名に対して、デリー大学と同様のテーマの講義が行われました。同校では、講義の最中から参加学生たちからの質問や議論が展開されて、積極的に講義を受講していました。また、事前に小原准教授の論文を読み、講義を受けに来た学外の学生も参加しており、日本で研究指導を受けたいと意欲的な姿勢を見せていました。
Japan Scholar制度を利用した研究者派遣では、文理?研究分野を問わず、様々な分野の研究者を南アジアに派遣し、講演をきっかけとした研究者?学生交流を目指していきます。




【Japan Scholar制度とは】
南西アジア地域の大学や高校に日本の高等教育机関等に所属する研究者を派遣し、模拟讲义や日本留学についての讲演をしていただく制度です。现地高校生や大学生への讲义を通じて日本の研究力や教育の魅力を広报することを目的としています。