獣医学とゲノム学と情报学の融合から生まれたネコゲノム解析プラットフォーム|広报誌「淡青」37号より

獣医学とゲノム学と情报学の融合から生まれた
ネコゲノム解析プラットフォーム
約250種の遺伝疾患をヒトと共有し、次世代型疾患モデル動物としても注目されるネコ。 獣医として多くの動物を看取った経験を持つ渡邊先生は、獣医時代にできなかった遺伝疾患の治療を目指して、ヒトへの応用も見据えながら、 ネコゲノム解析の研究を続けています。
猫と遗伝学
![]() Manabu Watanabe 准教授 |

次世代型シークエンサーと折れ耳のネコ(の置物)が研究室を支えています。
白金台キャンパスにある渡边先生の研究室で进められている研究の一つが、伴侣动物のゲノム解析です。塩基配列を短时间で大量に解読できる次世代型シークエンサーで确立したというイヌ?ネコのゲノム解析プラットフォームとは、どんなものなのでしょうか。
「リファレンスゲノムという、ネコならネコで基準となるゲノム配列があります。これと、调べたいネコの血液やがんなどの病気の组织から取ったゲノムデータを照合し、违いがある部分を比べると、遗伝疾患やがんの原因がわかったり、毛の长さや色といった