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日本からコンゴの纷争解决に取り组む、高校教师出身の研究者。| UTOKYO VOICES 086

掲载日:2020年5月28日

UTOKYO VOICES 086 - 未来ビジョン研究センター 讲师 华井和代

未来ビジョン研究センター 讲师 华井和代

日本からコンゴの纷争解决に取り组む、高校教师出身の研究者。

石板に刻まれた古代文字をすらすら読み解くインディ?ジョーンズに憧れて、大学でオリエント史を専攻。中东の纷争にも强い兴味を持つようになった。后に高校で教职につき、世界各地の纷争と日本にいる自分たちとのつながりについて教え始めた。

しかし数年が経つころ、「『つながりがある』と自分も言っているけれど、それはきちんと确かめられているんだろうか?」という疑问が芽生えた。ならば自分でつながりを検証しよう。华井は东京大学公共政策大学院の门を叩く。

コンゴ民主共和国(コンゴ)の纷争鉱物问题に出会ったのはその时だった。コンゴは电子机器に欠かせないタンタルなどの希少な鉱物资源に恵まれた国だ。しかしその利益を狙う武装势力によって、多くの人が苛烈な暴力にさらされてきた。

残虐な杀人やレイプが组织的に行われ、コミュニティや家族の绊がずたずたに断ち切られる。日本人の日常とかけはなれた激しい暴力ゆえにはるか远い世界のできごとに思えてしまうが、そのはるか远くから暴力を作り出しているのはほかならぬ自分たちの日常かもしれない。

2018年、コンゴで性暴力を受けて苦しむ女性たちを救ってきたデニ?ムクウェゲ医师がノーベル平和赏に选ばれた。それを机に日本でもこの问题が知られるようになってきたものの、2~3年に一度というハイペースでスマートフォンを买い替える日本人が、买い替えの时にはるか远くのコンゴとのつながりを意识することはまずないだろう。

それを「知らなかったから」で済ませず、日常を変え、社会の仕组みを変えることが纷争地の暴力を减らしていくはずだ。华井はそのため