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SDGsシンポジウム2025 を開催 「サステイナビリティ(持続可能性)とウェルビーイングのための不平等への取り组み」

掲载日:2025年5月16日

东京大学とシュプリンガーネイチャーは2025年2月8日に「不平等と持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)の接点」に関するシンポジウムを共催しました。今回は东京大学とシュプリンガーネイチャーが共催する6回目の厂顿骋蝉シンポジウムであり、2019年、2021年、2022年、2023年、2024年の过去5回では、それぞれ异なる厂顿骋蝉の目标に焦点を当ててきました。2025年の本シンポジウムでは、厂顿骋蝉の目标10「人や国の不平等をなくそう」、目标17「パートナーシップで目标を达成しよう」に加えて、厂顿骋蝉の他の目标との接点に焦点を当てました。これは、地球规模で蔓延し、また顕在化しつつある不平等が持続可能性と人间のウェルビーイングに重要な影响を及ぼす、という本シンポジウムの実行委员会の中での共通认识に基づくものです。所得、性别、年齢、人种、民族、障害などは、このようなリスクを生み出す不平等のほんの一例に过ぎず、真に持続可能な未来への移行を确実にするためにはこれらに取り组まなければなりません。个人、社会、地球全体のために、不平等をなくすための包括的な知见とアクションを编み出し、実行に移すことを求める声が高まっています。不平等をなくすための変革的な取组みには、学术コミュニティや広く一般社会における対话を唤起するための超学际的な研究が必要です。

このような认识を反映し、本シンポジウムでは、不平等、持続可能性、ウェルビーイングという横断的なテーマについて豊富な経験を有し国际的に活动する研究者を集めました。登坛者については、専门分野、所属机関、性别に関して、包摂性を达成できるよう特に配虑しました。&苍产蝉辫;

開会挨拶は、東京大学未来ビジョン研究センター 福士謙介センター長とシュプリンガーネイチャー?ジャパン アントワーン?ブーケ代表取締役社長によって行われました。両氏は本シンポジウムの基調を定め、不平等、持続可能性、ウェルビーイングが強く関連していること、そして現在の世界情勢と不平等の拡大が私たち自身と将来の世代に壊滅的な事態をもたらしうることを強調しました。

最初の基調講演では、白波瀬佐和子東京大学特任教授?国連大学上級副学長が、ジェンダーと年齢の観点から、世界的な不平等の主な概念とパターンについて概説しました。 さらに同氏は、このような不平等を前にして、SDGsを達成するためには新たな社会契約を結ぶ必要があることを強調しました。続いての基調講演では、マグダレーナ?スキッパーNature編集長、Nature Portfolioチーフ?エディトリアル?アドバイザーが、不平等への取り組みにおける科学と出版の役割を強調しました。同氏は、蔓延し、また顕在化しつつある不平等に取り組むことができる知識を生み出すためには、研究と出版における包括性に焦点を当て、多様性を支持する必要性を指摘しました。 

次に4人のパネリストが、不平等、持続可能性、ウェルビーイングの相互作用に関する様々な重要な問題を概説しました。 まず、馬奈木俊介九州大学主幹教授が、現在の不平等を考慮したウェルビーイングと持続可能性に関する研究の隔たりを埋めるために、新国富指標(Inclusive Wealth Index)のような新しいテクノロジーとウェルビーイングの代替尺度がどのように役立つかを議論しました。続いて、石原保志筑波技術大学学長は、日本社会における障害を持つ学生のインクルーシブ性を高めることを目的とした、筑波技術大学の教育理念や取り組みについて紹介しました。山口悦子公益財団法人ジョイセフ事務局長は、グローバル?サウスにおけるセクシュアル?リプロダクティブ?ヘルス(性と生殖に関する健康)を改善するための介入を提供する際に、コミュニティ?ベースのアプローチを通じて地域の不平等を克服するためのジョイセフのアプローチについて概説しました。

不平等が非常に幅広い概念であることを踏まえ、各基调讲演とパネルプレゼンテーションのテーマは、异なる学问分野のレンズを通して、不平等、持続可能性、ウェルビーイングの接点に関する様々な観点を反映できるように考虑されました。それにより、この接点において现在の主なパターン、研究上の课题、主な研究优先顺位が明确になりました。&苍产蝉辫;

最后に、伊藤たかね东京大学多様性包摂共创センター长?特任教授がモデレータを务め、全登坛者によるパネルディスカッションが行われました。このパネルディスカッションでは、不平等と厂顿骋蝉に様々な形で携わってきた登坛者の経験に基づく议论が展开されました。パネルディスカッションで讨议された主なトピックは、(补)不平等の研究のための超学际性はどのように促进できるか、(产)社会の内外の不平等をなくすための包括的な解决策をデザインし、実施するために重要なことは何か、などでした。&苍产蝉辫;

シンポジウムは、東京大学 藤井輝夫総長による閉会挨拶で幕を閉じました。藤井総長は、持続可能性とウェルビーイングに不平等がもたらす主な影響、なぜ適切な対応策の開発にあたり学際的アプローチが不可欠であるか、そして東京大学が現在実施している主な関連する取組みについて述べました。

本シンポジウムには世界各国から378名が参加しました。参加者の基本的な内訳を见ると、110人が会场参加し、28か国から268人がオンラインで参加しました。オンライン参加者のうち、约70%が日本から、约30%がその他の国からの参加でした。日本以外で参加者の多かった国としては、インド(15人)、フィリピン(11人)、インドネシア(9人)、パキスタン(6人)、アメリカ合众国(5人)などが挙げられます。学术?研究机関だけでなく、民间公司、政府机関、市民社会からの参加者も多く、本イベントの超学际的な魅力を示しています。また、実际の参加者数を正确に推定することはできませんが、学生や若手研究者の登録も多く见られました。&苍产蝉辫;

シンポジウムに続いて、ポスターセッションが行われ、东京大学及び国内外の他大学の学部学生、大学院学生が登坛者、参加者に自身の研究について発表しました。厂顿骋蝉研究について様々な角度から捉えたポスターが合计14件提出されました。このうち6件は东京大学から、8件は他大学からの参加でした。ポスターセッションでは、学生がシンポジウムの讲演者や参加者からフィードバックや助言を受けていました。



写真:
摆上段闭左から、福士センター长、アントワーン?ブーケ氏(シュプリンガーネイチャー?ジャパン代表取缔役社长)、白波瀬特任教授、スキッパー编集长、藤井総长
摆下段闭パネルディスカッション(左から、伊藤特任教授、石原学长、山口事务局长、马奈木主干教授、スキッパー编集长、白波瀬特任教授)
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