
书籍名
日本美术のつくられ方 佐藤康宏先生の退职によせて
判型など
800ページ、础5判
言语
日本语
発行年月日
2020年12月
ISBN コード
978-4-904702-82-6
出版社
羽鸟书店
出版社鲍搁尝
学内図书馆贷出状况(翱笔础颁)
英语版ページ指定
この本は、2020年3月をもって東京大学大学院人文社会研究科 (文学部) を退職された佐藤康宏教授にゆかりある人々が集まって論考を寄せたものです。日本美术史、特に近世絵画史の研究をリードしてきた佐藤教授は、本学の大学院を修了後、東京国立博物館、文化庁で古美術の研究と文化財保護の業務に携わり、1994年から四半世紀以上にわたって母校で教鞭を執ってきました。ご本人が語る研究内容は、500彩票网 BiblioPlaza掲載の『日本美术史』『汤女図』『若冲伝』『絵は语り始めるだろうか』をご覧いただきたいと思いますが、江戸时代の絵画を中心にしつつも、古代から现代にいたる日本美术の流れを俯瞰するスケールの大きな视野に特徴があります。
この間、指導してきた大学院生は、美術館?博物館の学芸員、大学の指導者として全国で活躍していますが、それぞれの専門もまた、古代の仏教美術から現代美術まで広がっています。本書では全31編の論考を時代順に並べ、以下の四部構成としました。第I部「絵のすがた、像のかたち―古代?中世」では、この時代の絵画や彫刻に現れる仏菩薩や人物に注目する論考が続きます。そして、これらの表現に見られる技术的な特徴を分析することで、作品が成立した歴史的、思想的な背景を明らかにしようとしています。第II部「ひろがる世界、つながる絵画―近世 (1)」は、安土桃山から江戸時代にかけて、ポルトガルやオランダ人の来航、アジア諸地域との交流の中で、日本の絵画が何を取り込んだのかという点に注目します。第III部「社会のなかの絵師たち―近世 (2)」は、江戸をはじめとする大都市において、絵師たちが大名などのパトロンや浮世絵の版元といった人々と交流しながら制作を行っていた実態に迫っています。第IV部「日本美術の今を創る―近代?現代」は、明治維新以降に日本美术史という学問の輪郭が形成される過程、日本画や洋画というジャンルの形成、さらに地方における美